はじめてのぶっ豚。
『ニンニクは嫌いだ。人類の敵だ。駆逐してやる。』
そう胸を張って言えるほどニンニク嫌いの僕だけど、二郎系ラーメンは臭いこそ我慢すれば、背油たっぷりの濃厚汁と独特なシコシコ麺が仕事終わりの疲弊した身体に染み込む様子はもはや快感と言っても過言ではないだろう。
その快感を先週八王子にあるラーメン田田で初経験してしまい、あの味が忘れられない状態が続いている中、職場でTwitterを見ていると調布のラーメン屋で二郎系ラーメンを食べているオタクを観測。飯テロやめろという言葉も空しく、更に別のオタクからも進められた私は翌日の仕事終わりに件のお店へと行ってきた。
疲れている僕『”ぶっ豚”……なかなかぶっ豚んでる名前だなあ(韻を踏めてご満悦)』
特に狙ったわけではないのですが、11時オープンちょうどについて一番乗り。念のため一声かけてから入店し食券を購入→カウンターで待つ。もう二郎系ラーメンの注文方法は完璧にマスターしたと自負してるよ。
初ぶっ豚。
— 天王州 雫(c.v.藤田咲) (@tenousu_a001) 2020年11月8日
大ラーメン(野菜マシ)。なんだかんだ田田の小ぶたが余裕だったので大ラーメンいけるやろ!って思って大ラにした後に「当店は太麺」という文字を発見。やばい。美味しいけどめちゃ多い。やばい。苦しい。死ぬ。でも美味しい。でも苦しい。ご馳走様でした。 pic.twitter.com/apa4lxQfez
ツイートにもある通り、田田の小ぶた(野菜マシ)が割とぺろっと食べれてしまったので、調子に乗って大ラーメン(野菜マシ)にした後に『当店は太麺です。他店の麺の倍の量です』の文字を発見。
いうていけるでしょ~って思ってたけど甘かった。苦しかった。死ぬかと思った。でも大変おいしくいただいた。お店の仕込みの大変さとか考えたら残すなんて無礼出来ないし、残した日にはアフリカの食糧難民が夢に出てきそうだし。
お腹いっぱいなのを悟られないように箸は止めず、でも意識をそらさなければいけない(じゃないと満腹で失神する)と思って、若い男性店員と女性店員の会話に耳を傾ける。
男性店員『だとしたら東京と名古屋どっちもいけちゃうよね。』
女性店員『ですね~。私の周りも名古屋に行くほうが近くて~。』
はは~ん女性店員は静岡の西部出身だな?って察した。
そういえば先日の田田にも若い女性店員がいたけど、彼女らはどういう経緯でこの二郎系ラーメン店で働くことになったんだろうか。あんな華奢で色白のいまどき女子大生みたいな感じの女性が二郎系ラーメン大好き?それはそれでアリだけども、僕とのデートの前日は絶対にニンニクを食べないでほしい。僕の意識がぶっとぶ。
どうにか完食し、気づけば店内もエリートデブでいっぱいになっていたので水を流し込んでから退店するも、店内のギトギトで滑りやすい床の油が革靴の裏にこびりついたせいで、駅に向かう途中のなにもない普通の道路の真ん中ですべって転んだ。めちゃくちゃ痛かった。まさにぶっ豚だ(韻が踏めて満足)。
ご馳走様でした。